実験室アルバム <矢上キャンパス23棟211>
可視新型固体レーザー開発
可視,深紫外域には沢山の産業応用があり,我々はそういったレーザーを一新する意気込みで開発しています。この研究は,現在,紛れもなく世界のトップを走っています。
2009年 慶應テクノモール出典映像: Blue semiconductor laser excitation - praseodymium multicolor laser
全固体モード同期チタンサファイアレーザー開発
フェムト秒レーザーを発生するチタンサファイアレーザーは,全世界でおそらく何10万台と科学研究に使用されていて,多くのレーザーメーカー(残念ながら外国製)が今でも凌ぎを削っています。我々は,青紫あるいは緑色半導体レーザーを用いて,今までにない半導体レーザー励起モード同期チタンサファイアレーザーを開発しました。数年したら,全部このレーザーに置き換わるのも夢ではないはず。
次世代可視域高出力レーザー開発
青色半導体レーザー励起Pr:YLF再生増幅器(仮)
実験室アルバム <新川崎K2スクウェアK棟-103>
慶應義塾大学のサテライトキャンパスで,大型研究を行っている教員がスペースを借り上げて研究をしています。矢上キャンパスからは徒歩で25分ですが,理工メディアセンターから定期的に無料バスが往復していますので,講義に合わせて行き来できます。
波長分割多重波長分割多重プログラマブル大規模量子シミュレータ
神成研では、JSTのCRESTに採択され2017年10月から2023年3月までの期間で、フェムト秒レーザーの周波数モード間に形成した複数のスクイーズドモードを利用し、時空間的に展開した光学系で量子回転ゲートを大規模に行う今までにない量子シミュレータの研究を開始することになりました。長年のフェムト秒レーザーパルスの波形整形技術を極めた研究で、周波数モード間量子相関にこだわってきたこれまでの先輩方の地道な成果の積み重ねでもあります。フェムト秒レーザー再生増幅器および広帯域光発生装置
フェムト秒レーザーを高出力化するには,周波数チャープ増幅という方法を使った増幅が必要になります。以下の写真は,励起用のグリーンレーザー,再生増幅器の外観,そして,希ガスの非線形効果を用いて超広帯域なレーザーを実現する中空ファイバです。複雑なレーザー装置ですが,これらを学生同士で調整して実験します。レーザーおよび光学実験の固まりみたいな実験系ですが,正にレーザー研究を行っている実験室という旗艦装置です。