慶應義塾大学理工学部電子工学科  神成研究室

HOME
HOME > News

2014年度

応用物理学会春季学術講演会で修士1年生正木雄太君が Poster Award 受賞

 3月11日~14日に東海大学湘南キャンパスで開催された応用物理学会において修士課程1年 (現2年) の正木雄太君が発表した
「フェムト秒レーザ波形整形による回折格子結合超高速表面プラズモンパルス及び非線形放射制御」
が応用物理学会春季学術講演会 Poster Award に選ばれました!!この賞は,ポスター発表に選別された発表の中から約2%の発表を厳選して贈られる賞であり,今年は940件から17件が選ばれました。フェムト秒レーザ励起表面プラズモンポラリトンを金ナノテーパで集光し,先端における2次高調波,4波混合CARSを波形整形によって制御した結果であり,カーボンナノチューブのCARSイメージングが審査員には好評だったようです。
現在Opt.Expressに投稿中です。



応用物理学会春季学術講演会で4年生学会デビュー

 3月11日~14日に東海大学湘南キャンパスで開催された応用物理学会において神成研究室の4名の4年生を含む9名が研究成果発表をしました。1月のレーザー学会年次大会において大学院生中心で11件の発表を行った勢いをそのまま維持して,今回は,4年生がいずれも卒業論文研究の内容で,2月の卒論発表以降に追加実験した結果を含めて発表しました。いずれの4年生も春学期中に開催される国際会議での発表も決定しており,いよいよ国際学会デビューです。



2014年度追いコンSKI旅行開催


 1月末から,修士論文発表会,課題研究最終発表会(M1),卒業研究発表会と今年度の成果発表会が無事終了し(マジ,本番よりも研究室の最終発表練習の方が厳しいのは確か。おかげで本番はリラックス。),打ち上げと追い出しコンパを兼ねて,今年は湯沢中里スキー場に2泊3日で出かけてきました。インターンシップでサンフランシスコに滞在中の田中さんと,Photonic West国際会議の後,米国大学めぐり中の宋さんは欠席でしたが,皆,スキー・スノボー(?)というよりか,リゾートホテルでのんびりした3日間を満喫しました。ただ,バイキングの夕食はいいような悪いような。結局はステーキか蟹に走るのがベストという結論でした。
 どちらかというと,スキーよりも夜の飲み会の方が盛り上がっていました。さすが酒どころ新潟だけあって,おいしい日本酒を堪能しました。
 あいにくスキー場での写真を撮り忘れたため,帰りの越後湯沢駅前での1ショットです。 やっぱ,今年は女子がいないからスキー自体は盛り上がらないのですかねえ???? 来年に期待。



レーザー学会年次大会において神成研から11件の研究発表!!


年明け早々の1月11日、12日、東海大学高輪校舎でレーザー学会年次大会が開催されました。高輪と言えば、三田キャンパスのお膝元。慶應義塾大学神成研究室の研究成果をこれでもかと披露しようということで、11名が口頭発表を行いました。これまでも、関東地区開催の際には数多く発表してきましたが、この件数は神成研でも記録だそうです。また、1研究室でこれだけ発表したところは他にはないようです。今年は豊作ですね。いずれの発表もいい注目を集め、充実した2日間でした。とくに、昨年の狩山君同様に今年も4年生の澤田君が堂々とした発表を行いました。狩山君も、Pr:YLFのCWモード同期発振を発表し、昨年のリベンジを果たしました。
11日は懇親会に参加し、12日終了後には、先生を囲んで三田で打ち上げを行い、卒論、修論発表前とは思えない余裕の時間を過ごしました。(翌日から、また実験で火の車なのが現状でしたが・・・)
以下、発表論文タイトルと発表者名です。この成果に他の4年生の成果も加わり、来年度はCLEO, CLEO ER, CLEO PRではじけましょう!!
  1. 澤田亮太:緑・青色InGaN半導体レーザー励起モード同期Ti:sapphireレーザー
  2. 田中裕樹:可視波長域におけるCr4+:YAG可飽和吸収特性と受動QスイッチPr3+ドープファイバーレーザー
  3. 狩山了介:Cr4+:YAGを可飽和吸収体として用いたInGaN系青色LD励起可視受動Qスイッチモード同期Pr3+:YLFレーザーの共振器内第二高調波発生
  4. 石川智啓:カーレンズモード同期レーザーダイオード励起Yb:Lu2O3セラミック発振器の開発
  5. 藤間一憲:フェムト秒レーザー波形整形による回折格子結合超高速表面プラズモンパルス制御および非線形放射制御
  6. 正木雄太:金属ナノ構造におけるプラズモン場の時空間制御モデル計算
  7. 山中雄介:超短パルスレーザー照射による直描レーザー導波路作製
  8. 廣澤賢一:Talbot共振器内第2高調波発生によるレーザーアレイの同位相化
  9. 藤井令央:周波数チャープパルスを用いた全光学式ピコ秒-ナノ秒域ストリークイメージング
  10. 伊佐文宏:広帯域フェムト秒レーザーの偏光波形整形を用いたType-I差周波混合中赤外パルス発生
  11. 保坂有杜:励起パルスの最適化制御による真空スクイーズド光の大規模並行生成とスペクトル制御


“STAMP” 2014年超高速光分野の最もexcitingな成果に選ばれる!!


Optical Society (OSA)は、毎年各分野の注目すべき論文をOptics & Photonics Newsの特集記事としてまとめています。この2014年度版のOptics in 2014に我々のSTAMPがMotion Picture Femtophotographyとして取り上げられました。全分野200以上のノミネートから合計して30件の査読論文が選ばれた結果です。
以下のリンク先の下の方をご覧ください。
Optics in 2014, Optics & Photonics News highlights the most exciting peer-reviewed optics research to have emerged over the past 12 months.

>Motion Picture Femtophotography

山中君 ICPEPA-9国際会議においてOutstanding Student Poster Paper Award受賞



9月29日-10月3日の期間,松江で開催された9th International Conference on Photo-Excited Processes and Applicationsにおいて,修士1年生の山中さんが卒論から取り組んできた研究 “Femtosecond laser direct written visible waveguide lasers in Pr3+ doped ZBLAN glass using simultaneous spatial and temporal focusing”をポスター発表しました。時空間レンズ光学系を用いた,フェムト秒レーザーパルスによるレーザーの作成の新規性が評価され,Outstanding Student Poster Paper Awardを受賞しました。なんで,こんな打ち解けた受賞シーンなのかわからないですが。これも山中さんのキャラクターなのでしょう。
(画像出典:http://icpepa9.com/)

秋空の下,K2キャンパスでBBQパーティー



台風18号と19号の合間の10月11日は秋空の広がる非常に気持ちのいい土曜日でしたが,神成研は全員参加で新川崎K2タウンキャンパスにおいてBBQパーティーを開催しました。今年は5月以来2回目の開催です。今回は,来年10月に開催予定の第2回Home 神ng Day 開催のための予行演習的意味もあり,生ビールサーバ,コンロ,椅子等をレンタルした形で実施しました。  当日は,11時半ごろには準備も整い,まずは午前中から乾杯!!午前中から飲むビールのうまさに感動!  12時半から本格的にBBQを開始し,15リットルの生ビールも軽く飲み干し,4時には片付けも完了するという,非常に充実した楽しいパーティーでした。毎月やろうという声も上がっていました。 当日は,橋本浩平先輩(サムソン),堀内先輩(旭硝子),橋本先輩(古河電工),中込先輩(イビデン),大石先輩(理研)が,お土産持参で参加していただきました。お忙しい中お越しいただきありがとうございました。大石先輩は,奥さま,お嬢ちゃんもお連れいただき,会をなごましていただきました。また,お仕事でご参加いただけなかった由利先輩(由利ロール)からは,ビール券の御心付けを頂戴しました。ありがとうございました。 さあ,研究も追い込みに入るぞ!!

夏合宿@伊豆長岡



B4も無事輪講発表を終え、8/7(木)から8/9(土)に伊豆長岡にて合宿を行いました。 今年の合宿はフットサルやサイクリングなどで身体を動かして楽しんだり、山頂からの景色やフラダンスショーを堪能するなど様々なことをして楽しみました。おいしいご飯や楽しい宴会でいい気分転換になったと思います。 秋学期に向け、研究もより本格的に取り組んでいきましょう。

UP2014



沖縄にて、7月7日から11日にかけてUP:2014 (International Conference on Ultrafast Phenomena 2014)が開催されました。UPはレーザーの分野では最高峰の国際会議で、採択率が低いことで有名です。今年度も11件の招待講演、124件の一般講演、及び180件のポスター発表という狭き門でした。神成研究室からは、修士2年生の藤間君、修士1年生山中君の2人が口頭発表を行い、修士1年生の保坂君と正木君がポスター発表を行いました。会場の大きさに圧倒されはしましたが、念入りに発表練習を重ねた結果、質疑応答においても比較的多くの質問を頂くことが出来ました。また次の国際会議でも良い発表が出来るよう頑張りましょう。

神成研と東大の共同研究「世界最高速の連射カメラ」:Sequentially Timed All-optical Mapping Photography (STAMP)の成果を英国科学誌「Nature Photonics」(オンライン掲載2014年8月10日)に発表。 東大からはプレスリリース。

東京大学大学院工学系研究科佐久間教授,博士課程中川桂一さん(現理学系研究科助教),同理学系研究。科合田教授,岩崎准教授,等と過去2年間にわたって共同開発してきた超高速連射カメラの成果を8月10日付の電子版Nature Photonicsに発表しました。この開発は神成研のK2キャンパス実験室で行われたもので,フェムト秒レーザーの波形整形,線形チャープと中川さん考案の空間Disperserによって実現された世界最高速のカメラです。東京大学からは以下のサイトでプレスリリースされています。 http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2014/40.html また,早々にネット上の多くのニュースメディアが取り上げています。

第3回レーザーディスプレイ会議で神成先生が招待講演



6月19日から2日間,台湾台中の中興大学で開催された第3回レーザーディスプレイ会議で神成先生が半導体レーザー励起可視Prレーザーについて招待講演を行いました。  これからの映画館の映画上映はレーザーを用いた高精細プロジェクタが使われていくようになり,6,000-7,000ルーメンのレーザープロジェクタがすでに開発されていて,米国のスミソニアン博物館,シアトルの映画館において常設興行が行われるそうです。現在は,青,赤は半導体レーザー,緑は固体レーザーの2倍波ですが緑半導体レーザーに置き換わるかもしれません。青色半導体レーザー励起Prレーザーは,温度特性の悪い赤色半導体レーザーに比べて波長も視感度の高い短波長を発生でき,温度特性にも利点があり,さらにはオレンジ,緑。青の可視波長で発振することからディスプレイ応用にも応用が期待されています。講演では神成研究室の最近の高出力化とパルス動作の実験結果が報告されました。  台中には,日本が輸出した新幹線が台北からつながっているそうです。  この会議は来年は4月のOPICの一環として横浜で開催されるとのことです。

Conference on Lasers and Electro-Optics 2014 (CLEO:2014)にて正木君、保坂君、田中君が口頭発表

アメリカのサンノゼにて、6月8日から13日にかけてCLEO:2014 (Conference on Lasers and Electro-Optics 2014)が開催されました。CLEOはレーザーの分野では最大規模の国際会議で、今回は168件の招待講演、1336件の一般講演、及び410件のポスター発表が実施されました。特に今年は過去5年間で最大の5000人以上の参加者を記録するほどの盛況ぶりでした。神成研究室からは、修士1年生の正木君、保坂君、田中君の3人が口頭発表を行いました。3人とも海外で開催される国際学会は初めての経験でしたが、念入りに発表練習を重ねた結果、質疑応答においても比較的多くの質問を頂くことが出来ました。7月にも沖縄で国際会議があるので、そこでも良い発表が出来るよう頑張りましょう。



The 3rd International Conference of Advanced Lasers and Photon Sources (ALPS 2014)で宋君, 田中君が学生優秀ポスター発表賞受賞



4月22日から24日の期間、パシフィコ横浜においてOptics & Photonics International Congressの一環としてThe 3rd International Conference of Advanced Lasers and Photon Sources (ALPS 2014)が開催されました。今年は、神成先生が会議議長を務め、22日にはプレナリー講演を行いました。今年で3回目を迎える本国際会議は、国内外のレーザー光源の最先端を集めた会議で、今年は95件の一般講演を集めて開催されました。昨年に引き続き、プロシーディングス集、看板のデザインはOGの中村さんが手がけ和風テイストの見事なデザインは他のシンポジウムを圧倒していました。



神成研究からは、修士1年生の伊佐君と保坂君が口頭発表を行いました。また、廣澤助教、博士2年の宋君、修士2年の藤間君、田中君、修士1年の山中君、正木君、がポスター発表を行いました。修士1年生にとっては春の応用物理学会に続く国際会議デビュー戦で、周到に英語発表の練習を重ねて緊張に中参加しました。



今年は、学生優秀発表賞が設けられ、6名の受賞者の中に神成研の宋君と田中君が選ばれました。おめでとうございます。  年々大きくなり知名度も上がって来たALPSですが、来年も新しい年度をスタートするにふさわしい発表ができるように、とくに4年生は国際会議デビュー目指して頑張りましょう。



春コロキュウム開催

3月30日より3日間春のコロキュウムを逗子のIPC生産性国際交流センターにて開催しました。例年通りメンバーは論文紹介と研究提案を行いました。新4年にとっては神成研での初めてのイベントでしたが、光科学研究について頑張って発表しました。今年度も充実した1年となるよう研究室を盛り上げていきましょう。






Page Top